ベトナム、ラオス、カンボジア及びキルギスの4か国の関係研究機関と共同研究合意書を締結し、植物遺伝資源の特性解明等に関する二国間共同研究を実施しています。
ベトナムは、植物遺伝資源の多様性が高いインドシナ半島に位置し、南北に細長く多様な栽培環境にあることから、植物遺伝資源の宝庫です。
ラオスは中国、ミャンマー、タイ、カンボジア、ベトナムと隣接し、インドシナ半島の中心に位置します。このためラオスには同地域の遺伝資源の多様性が豊富に存在していると考えられます。
カンボジアはトウガラシ、ナス、メロン、キュウリ、カボチャの多様な遺伝資源および在来種が自生または栽培されており、その中には、病害抵抗性素材や機能性素材が含まれていることが期待されています。
キルギスは、中央アジアに位置する山国で、標高3,000mを超える地域が国土の40%に及び、多様な自然環境に適応した植物遺伝資源の収集・保全が期待できます。
ベトナム農業科学アカデミー | ナス科(ナス、トウガラシ、トマト等)、ウリ科 |
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ラオス国立農林業研究所 | ナス、葉根菜類、ソルガム |
カンボジア農業研究開発研究所 | トウガラシ、メロン、キュウリ、葉根菜(アマランサス等) |
キルギス農業作物専門局 | 葉根菜(ニンジン、ダイコン、ホウレンソウ、アブラナ類等)、ウリ科(メロン、カボチャ等) |
2015~2017年度:ネパール(ネパール農業研究評議会)
2015~2022年度:ミャンマー(ミャンマー農業省農業研究局)